🐚 ぷかぷか島日記
海にうかぶラッコのぷっか

ぷかぷか島日記

ラッコのぷっかと、島のなかまたちの まったりした毎日

きょうも、海と森の どこかで、なんでもない一日がすぎていきます。

うみと もりに かこまれた、小さな島。

ここでは、ラッコの ぷっか が、海にぷかぷか うかびながら、 だれも考えないような ちいさなことを、のんびり考えています。 シマリスの チロ、アライグマの ガジ、フクロウの ホロさん。 かんがえ方の ちがう なかまたちと、きょうも まったりした一日。

とくに事件は おきません。でも、なんでもない一日の中に、 ときどき、ちょっとだけ ふしぎなことが かくれています。

きょうの日記

みずたまりに そらが はいっていた
きせつ

みずたまりに そらが はいっていた

あめあがりの 道に、ちいさな みずたまり。のぞきこむと、そらが まるごと はいっていた。

あさは いつも 波の音から
うみ

あさは いつも 波の音から

目をさますと、いつも先に波の音がいる。ぷっかの一日は、そこからはじまる。

チロと まつぼっくりを 100こ かぞえる
もり

チロと まつぼっくりを 100こ かぞえる

「100こあつめたら、いいことがあるかも」。チロのひらめきで、森の一日がはじまった。

ガジは きょうも 石を あらう
なかま

ガジは きょうも 石を あらう

川のほとりで、ガジはきょうも黙々と石を洗っている。きれいになった石は、しずかにならぶ。

おとうさんの おひるねは なぜ こんなに ながいのか
うみ

おとうさんの おひるねは なぜ こんなに ながいのか

岩の上で、お父さんはきょうも長いお昼寝。ぷっかは、そのとなりでじっと考える。

くもが ソフトクリームに 見えた日
きせつ

くもが ソフトクリームに 見えた日

草の丘にねころんで、空を見上げる。きょうの雲は、なんだか おいしそうだった。

ひとりで うかんでいる じかんに ついて
ひとりごと

ひとりで うかんでいる じかんに ついて

ときどき、ひとりで海に浮かんでいたくなる。さみしいのとは、ちょっとちがう時間。

あめの日は みんなで ほらあなで
なかま

あめの日は みんなで ほらあなで

雨がふると、みんな自然と ほらあなに集まってくる。なにをするでもない、いい時間。

ちいさな貝がら ずかん
うみ

ちいさな貝がら ずかん

浜であつめた貝がらを、すなの上にならべてみた。ひとつとして、おなじものがない。

ゆうやけを みながら かんがえごと
ひとりごと

ゆうやけを みながら かんがえごと

夕やけの浜に、三人ならんで すわる。きれいだね、のあとに、ことばが つづかない。

ほしぞらの下で ねむるまで
きせつ

ほしぞらの下で ねむるまで

夜の浜で、星を見ながら ねむくなるのを待つ。数えきれない光の下で、まぶたが おもくなる。

島のなかまたち

島のなかまたち
ぷっか

ぷっか (ラッコ)

この島でいちばんのんびり屋。海に浮かんで、お気に入りの小石をいつも抱えている。ときどき、だれも考えないようなことを ぼーっと考えている。

チロ

チロ (シマリス)

ぷっかの大の仲良し。元気いっぱいでおしゃべり。まつぼっくりを数えるのが好き。すぐ木にのぼる。

ガジ

ガジ (アライグマ)

口は乱暴だけど、ほんとうはやさしい。なんでも洗わずにいられない。きれいになった石をならべて、しずかに満足する。

ホロさん

ホロさん (フクロウ)

島でただひとりの“ちゃんとした大人”。だいたいのことは知っているけど、知らないふりをして話を聞いてくれる。