うみ
ちいさな貝がら ずかん
浜であつめた貝がらを、すなの上にならべてみた。ひとつとして、おなじものがない。
浜べで、貝がらをあつめた。気がつくと、両手いっぱいになっていた。すなの上に、ひとつずつ ならべてみる。小さいの、うずまきのもの、ふちが ぎざぎざのもの。
ふしぎなのは、ひとつとして おなじ貝がらが ないことだ。にているのは あるけれど、よく見ると、もようも かたちも、ぜんぶ ちがう。
「これ、ぜんぶ だれかの おうちだったんだよね」とチロが言った。そう思うと、ひとつひとつが、きゅうに たいせつなものに見えてきた。
いちばん気に入った 小さなうずまきの貝を、ぷっかは こっそり ポケット…はないので、おなかの上の 小石のとなりに、そっと のせた。なかまが ふえた。
きょうの つぶやき
「おなじものが ひとつもない。それって、すごいことかもしれない。」