🐚 ぷかぷか島日記
ガジは きょうも 石を あらう
なかま

ガジは きょうも 石を あらう

川のほとりで、ガジはきょうも黙々と石を洗っている。きれいになった石は、しずかにならぶ。

川へ行くと、ガジがいた。やっぱり石を洗っていた。「べつに、たのまれてるわけじゃねえぞ」とガジは言った。だれもたのんでいない。それは、ぷっかも知っている。

ごしごし、ごしごし。よごれていない石まで、ガジは洗う。「きれいになると、気もちがいいだろ」とガジは言うけれど、石が気もちいいのか、ガジが気もちいいのか、ぷっかには区別がつかなかった。たぶん、どっちもなんだろう。

洗いおわった石は、川べりに きれいにならべられていく。ならんだ石をながめながら、ガジはちょっとだけ、しあわせそうな顔をした。乱暴なことばづかいなのに、ふしぎだ。

「ひとつ、もってくか」とガジが言ったので、ぷっかは いちばん丸い石をもらった。きょうの宝ものが、ひとつふえた。

きょうの つぶやき

「だれにたのまれなくても、やりたいことって、あるんだなあ。」

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