🐚 ぷかぷか島日記
くもが ソフトクリームに 見えた日
きせつ

くもが ソフトクリームに 見えた日

草の丘にねころんで、空を見上げる。きょうの雲は、なんだか おいしそうだった。

チロと、草の丘にねころんで、空を見ていた。「あの雲、ソフトクリームに見えない?」とチロが言った。たしかに、くるんと まいた上のところが、そっくりだった。

それからふたりで、雲のかたちを あてっこした。ぷっかには、つぎの雲が「とけかけたソフトクリーム」に見えて、そのつぎは「もっととけたソフトクリーム」に見えた。ぜんぶ ソフトクリームじゃないか、とチロに笑われた。

雲は、見ているあいだにも かたちを かえていく。さっきまで たしかにソフトクリームだったのに、いまは もう、ぜんぜんちがうものになっている。

「かたちが かわっても、おなじ雲なのかな」とぷっかが言うと、チロは「さあ」と言って、目をとじた。むずかしいことは、お昼ねのあとで考えることにした。

きょうの つぶやき

「ずっと見ていたいのに、かわっていく。だから ずっと見ていたいのかも。」

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